去年の灯油は使えるのか心配だから
処分したい方や、今シーズン余らせた灯油を処分したい方。
それぞれおすすめの処分方法を紹介します。
ガソリンスタンドで持っていけるのか?
費用はいくらかかるの?かなど詳しく書いていきます。
去年の灯油を処分する方法
いきなりですが、去年の灯油って毎年捨ててますか?
僕は使ってます(^。^)
けど、古い灯油って使うとストーブの故障の原因になりかねないし危ないってよく耳にしますよね?
でもそれは劣化した灯油を使えばの話です。
どんな灯油が劣化した灯油なのか
写真付きで紹介している記事があるので灯油を捨てるか迷っている方はまずはこの記事を参考にしてくださいね。
話は戻りますが、
灯油を処分する方法は大きく分けて3つあります。
灯油を処分する3つの方法
1、ガソリンスタンドで処分
2、自分で処分
3、業者に頼む
一番おすすめなのが、ガソリンスタンドでの処分なのでまずはガソリンスタンドで処分する方法を紹介します。
1、ガソリンスタンドで処分する
メリット:簡単で費用が安い
デメリット:処分できるお店を探すのが面倒
費用:無料~500円程度
ガソリンスタンドで灯油を処分してくれるかどうかは、お店によって異なります。
例えば、エネオスなどの大手では
灯油を処分してくれるお店とそうでないお店があります。
ネットで調べても処分できると書いてあるお店はほとんどないので
お店に電話して確認するのが一番早いです。
処分にかかる費用は、無料~500円
これも、お店によって値段が違ってくるので
無料で引き取ってもらえるお店をまずは探したいところですね。
2、自分で処理する方法
メリット:自分ですぐにできる
デメリット:リスクあり
費用:なし
個人で処分するには、注意が必要です。
灯油は引火点が低いから安全という認識の方が多いのですが
一度火がつけばガソリンと同じ火力で燃えるので適切な方法で処理しましょう。
少量であれば、紙や新聞紙に吸わせて可燃ごみで出す
これは、行政が実際に認めている方法です。
例えば、
愛知県の豊明市ホームページを見てみると、少量であれば紙に吸わせて捨てていいと書いてあります。
※各自治体によってゴミの処分方法が異なります。
本当に大丈夫?なのか実際に豊明市に電話して聞いてみると
最初に灯油が処分できるガソリンスタンド3か所を紹介されました。
そして、担当さんが言うには
「なるべく業者やガソリンスタンドで処分して頂きますようお願いします。少量であれば新聞紙に吸い込ませて可燃ごみにだしても問題ないのですが万が一、その吸い込ませた灯油が原因で火災か何か起きてしまった場合は、出した人が特定されなんらかの不利益になる可能性があるので、なるべくなら業者で処分してください」と言われました
ちなみに、少量とは100CC以下の事です。
染み込ませる場合は、染み込ませた紙の上に乾いた紙を何枚も重ね合わせて
最後にビニール袋で縛って密閉させてから捨ててください。
100cc以上ある方は、ガソリンスタンドへ持って行く事を強くおすすめします。
ストーブで空焚きする
劣化している灯油は故障の原因になるので、ストーブで使いきる事はできませんが
もう暖かくなってきた3月くらいの時期なら、最後に使い切りましょう。
ただ使いきるのも勿体ないので、
洗濯の乾燥機の代用として使えます
3、業者に頼む方法
メリット:家まで取りに来てくれる
デメリット:費用が高い
費用:4000円~
不用品回収業者に頼めば電話一本で家まで取りに来てもらえますが、
費用がめちゃくちゃ高いのがネックです。
例えば横浜市に住んでいる方で、安い業者を探すとなると
ネットででてくるのが、KADODEという回収業者。
今だけweb特別割引が適用されたとしても、最低でも5000円以上はかかります。
高齢者や古い灯油が大量にある場合なら頼んでもいいのですが、ちょっとした灯油ならガソリンスタンドに持って行くのが一番よさそうですね。
ついやってしまう誤った処分方法
僕も最初はこの方法ならいいのでは?
と思った事があったのですが
よーく考えたら危険な行為なのでこの方法はやめておきましょう!
1、庭、土に捨てる
土壌菌類の作用によって分解されると書いてある記事もありあますが、
土の中に含まれている微生物
「炭素・窒素・リン」
灯油が土に染み込むとこの中の「炭素」が過剰になり、元の土に戻すにはたいへんな修復作業が必要で
浸透範囲によっては隣の家にまで被害がでるのでやめたほうがいいでしょう。
2、トイレや川へ
絶対にやってはいけない違法行為です。
5年以下の懲役、もしくは1000万円以下の罰金が課せられます。
3、固める
凝固剤(固めるテンプル)など家庭料理で揚げ物などで使う油を固める商品がありますが、灯油では使えません。
固めるテンプルなどの凝固剤は、
一度油を温めてから投入するものです。
灯油を温めると、めちゃめちゃ危険です。
灯油の引火点は40℃。
普段、灯油が40℃になる事がないので灯油が原因の火災はほぼ発生しませんが、
灯油の温度を上げ引火点に達すれば
ガソリンと同じで、静電気程度の火種程度で簡単に燃えあがります。
さいごに
灯油の処分はお近くのガソリンスタンドで処分しましょう。
近くにガソリンスタンドがなければ、
ホームセンター、オートバックス、車屋さんに聞いてみてください。
廃油スペースがあるお店なら灯油を引き取ってもらえるかもしれません。