トレッキングポールのバスケットとは、先端に装着する丸いパーツです。バスケットを付けることで、地面に突いたときに、深く沈みこまない又は岩の隙間に挟まらないのような目的があると言われていますが、本当に必要なのかと疑問に思っている方もいらっしゃると思います。
そこで、トレッキングポールのバスケットが必要か?不要か論争に終止符を打つべくこの記事を作成しました。
トレッキングポールのバスケットは不要?
トレッキングポールを購入した時に必ずついている小バスケット。
購入したら既にバスケットがついているので、使わないと安全面や登山ルールを無視するような形になり不安になるかと思います。先に結論を言ってしまうと、正直いらないと思います。
筆者は登山を始めて5年以上経ちますが、いらないと思う理由は、3つあります。
- むしろ邪魔
- 収納の邪魔になる
- 初心者感出る
むしろ邪魔
バスケットをつけていると、歩きにくい地面にある石に当てたりすると、バランスを崩してしまうこともありました。
登山を始めて1年間は付けていましたが、役に立った事は一度もなく、必要だと思った事もないのが正直な感想です。
収納の邪魔になるから
トレッキングポールは、リュックの横に収納したり、折り畳みだと袋に収納しますが、このバスケットがあるせいで、収納が面倒になる事がよくありました。
筆者はよく登山リュックの横に収納していますが、電車での移動ではバスケットがあるせいで迷惑をかけた事もあるので本当に不要だと思って次の日から外しました。
初心者感が出るから
バスケット=初心者マークなのか?ぐらい、経験が豊富な登山者ほどバスケットは付けていません。
では、このバスケットはなんのためにあるのでしょうか?次の章の必要な場面を見て頂けたら分かると思います。
トレッキングポールのバスケットは必要な場面
まったく必要ないのであれば、そもそもついていないのでこの小バスケットも目的は一応あります。
その目的は、3つあります。
- 泥道ではストックの先端がもぐりにくい
- 岩や木の根の隙間に挟まらない
- 雪山では必須
泥道ではストックの先端がもぐりにくい
ぬかるんだ地面はトレッキングポールが突き刺さり、自然(山)を傷つけてしまう事になるので、バスケットがあれば食い込む深さを抑えてくれる役目があります。
岩や木の根の隙間に挟まらない
トレッキングポールが突き刺さると取れにくいので、バスケットがその挟まれ防止の役目になってくれます。
雪山では必須
トレッキングポールには、2種類のバスケットが存在します。
- 小バスケット:一般的なトレッキング用のポールに使用
- スノーバスケット:雪の上を歩く際に使用するバスケットです。
残雪、雪山登山ではこのスノーバスケットはかかせません。このバスケットがないと、どこまでもトレッキングポールが深く食い込みます。
トレッキングポールの先端は石突きと呼ばれて、石突きのキャップカバー(ゴムカバー)は取り外して雪山を目指しましょう。
トレッキングポールバスケットはしないとマナー違反?
トレッキングポールのバスケットは、しなくてもマナー違反にはなりません。
しかし、トレッキングポールの石突きカバーは付けるのがマナーという人が多いです
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ゴムキャップカバーが無いと地面を突き刺して歩くことになるので筆者も常時付けています。
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トレッキングポールバスケットの外し方
トレッキングポールのバスケットは、一般的にネジ式で取り付けられています。そのため、バスケットの外し方は、ネジを回して緩めるだけです。
具体的な手順は、以下の通りです。
- バスケットの下側にあるネジを、マイナスドライバーなどで緩めます。
- ネジが緩んだら、バスケットを下方向に引き抜きます。
バスケットは、かなり固めに取り付けられている場合があります。そのため、力を入れて引き抜く必要があります。また、バスケットが外れない場合は、ネジをさらに緩めるか、軍手などを着用して力を入れて引き抜いてください。
トレッキングポールによっては、バスケットがゴム製で、ネジ式ではないものもあります。その場合は、バスケットを上に持ち上げ、ゴム製のツメを外すだけで外すことができます。
バスケットを外す際の注意点
- 力が加わりすぎると、トレッキングポールに傷がつく可能性があるので注意してください。
- バスケットを外した後は、紛失しないように注意してください。
バスケットは小さく無くしやすいので、保管の取り扱いに注意してくださいね。
さいごに
トレッキングポールのバスケットの使用は個人的にはつけなくてもいいのかなって思います。
あくまで個人的な感想なので、参考程度に思って頂けたら幸いです。
これからも、登山を安全に楽しんでいく一人の仲間として応援しています!(^^)!
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