温帯睡蓮を育てて初めて冬を越すという方は、水温が下がって枯れたりしないだろうかと悩んでいるかと思います。
また、メダカを買っているという方は同時に、メダカは凍ったり死んだりしないのかな?って思っているかもしれませんので、今回はそんな睡蓮やメダカの越冬方法について紹介します。
睡蓮の冬越し方法
温帯睡蓮の越冬方法は、次のうち何番でしょう?
- 水温が下がらないように、温度調節をする
- 寒さが苦手なので、屋内で育てる
- 何もする必要はない
・・・
正解は、何もする必要はないです。
睡蓮は凍っても大丈夫なのか?
水面がいくら凍っても、基本的には問題ありません。
ただし、北海道などの地域では、かぶまで凍ってしまうと死んでしまう恐れがあります。
睡蓮はなぜ凍っても大丈夫なの?
睡蓮の根は、水温が10℃以下になると活動を停止します。そのため、水が凍っても、根が傷つくことはありません。
睡蓮の球根は、水温が5℃以下になると冬眠状態になります。
冬眠状態になると、水が凍っても凍傷を負うことはありません。
ただし、睡蓮の葉は、水温が5℃以下になると枯れ始めます。そのため、冬越しさせる場合は、葉が枯れ始める前に、水槽やバケツに植え込み鉢ごと水を張り、屋外の日当たりの良い場所に置いておきます。水が凍らないよう、水槽やバケツの周囲をビニールシートなどで覆っておくとよいでしょう。
睡蓮、冬は枯れるの?
熱帯性睡蓮は、水温が15℃以下になると葉が枯れ始めますが、枯れても問題はありません。
むしろ枯れる事によって、来年の新しい葉が生まれる準備をしてくれます。
枯れた葉の処理は?
枯れた葉はそのままにしておくと、水底に沈んで腐敗し、水質を悪化させる原因となります。そのため、枯れた葉はこまめに取り除き、水底まで日が当たるようにしましょう。
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睡蓮とメダカの越冬方法
メダカは、冬に強い生き物で冬は冬眠状態になり凍っても問題ありません。
しかし、メダカにとっても冬は厳しい時期なのである程度の管理は必要になってきます。
メダカの管理方法
- 深い容器で育てる
- 壁側で育てる
- 12月以降は餌を与えない
- 空中に浮かせて浅い容器はNG
水温は水面に近づくほど低くなります。できるだけ深い容器に入れておくことでメダカは深い場所で冬眠ができるのでメダカにとってもありがたいのです。
また、壁側は気温も下がりにくくメダカにとっても良い環境なので、メダカを買っている容器は壁側に設置しましょう。
メダカが冬越せるか心配な方は、容器を覆う小型のビニールハウスを購入する事をおすすめします↓
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ビニールハウスを使用する事で水温が3℃ほど上がります。
それでも不安な方は、メダカだけ室内で飼って下さい。
餌のやるタイミングが重要
メダカは冬眠中はほとんど餌を食べません。そのため、餌を与えると、餌が腐って水質を悪化させる原因となります。冬眠中は餌を与える必要はありません。
また、睡蓮鉢は、冬に葉が枯れてしまうため、メダカが隠れられる場所が少なくなってしまいます。そのため、睡蓮鉢に流木や石などの隠れ場所を用意しておくとよいでしょう。
- 10月・・・エサをあげてもいい
- 11月・・・少しづつ減らす
- 12月・・・あげない
さいごに
睡蓮の屋外冬越しは、水深を深くして水温が氷点下にならないように防寒対策をすることがポイントです。メダカは凍っても大丈夫ですが、水温が氷点下を下回ると凍死する可能性があります。
具体的には、以下のような対策をするとよいでしょう。
- 水深を深くする(水温が下がりにくくなる)
- フタやビニールシートをかけ、水分の蒸発を防ぐ(水温の低下を防ぐ)
- 流木や石などの隠れ場所を用意する(メダカが寒さをしのげる)
また、睡蓮鉢は冬の寒さで割れてしまう可能性があるため、移動する際は注意が必要です。
これらの対策をしっかり行えば、睡蓮とメダカは冬を越すことができます。
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