会社を退職した後に仕事を見つけるのは難しいですが、シルバー人材ならすぐに仕事を紹介してもらえるので助かるという方は多いと思います。しかし、シルバー人材の仕事はいじめが多いとの声もあり、仕事をしようかと躊躇している方もいるでしょう。
筆者は、植木の仕事をしていますが、シルバー人材の方の知り合いが たくさんいます。その方の話を伺った情報をもとに今回、「シルバー人材のいじめの闇」を大暴露していきたいと思います。
シルバー人材センターのいじめがひどいと言われる理由
そもそもシルバー人材でいじめはあるのか？ないのか？と聞かれてたら、表上は当然あってはならない事です。しかし、実際に話を聞くとあります。
もちろん、いじめがある現場の方が少ないですが、話を聞くといじめが生まれやすくなる環境だなと思う事があるのでその内容を紹介します。
親方から仕事をもらうから
草むしりの仕事は一人では行いません。仕事はたいてい2人～６人程度。多い時は１０人くらいの現場もあります。そのグループを仕切っているのは親方です。
最初は、シルバー人材から仕事の連絡が来て○○に何時に集合して下さい。と言われますが、２回目からは、親方からの連絡が基本です（シルバー人材によりけり）
つまり、親方に認められなければ仕事を振ってきてくれないんです。親方が絶対的な権力になるので、親方の圧力が強い現場は、いじめが起きる可能性もあります。
昭和の価値観が残ってるから
シルバー人材で働いている人のほとんどは昭和の人達です。親方になれる方はその昭和の価値観をもろに受け継いだ職人タイプの伝承者です。
仕事は見て覚えろ
休憩時間は道具を磨け
石の上にも３年だ
そんな昭和の価値観を受け継いだ人たちなので、受け取り方によってはいじめられると感じる方もいます。
例えば、筆者が聞いた話をすると、ある日とっても暑い時期に草むしりをしている人がいました。その人は一生懸命草むしりをしていたのですが、熱中症で倒れてしまいました。親方がきて言われた一言「熱中症になるまでやるな！自己管理ができねーやろーだなぁ。もう呼ばねーぞ」
令和、平成生まれの人たちにはとうてい理解ができない言動だと思いますが、実際に起きた出来事なのでシェアしておきます。
体力自慢が集まるから
シルバー人材は、職種を選ぶ事ができます。例えば、
- 事務系
- 指導系
- 清掃系
- サービス業
- 草刈り
その中でも草刈りは体力がいる仕事です。体力に自信がある方は60歳になってもバリバリ現役で動けます（若い子よりもパワーあります）。仕事が遅い、容量が悪いと、小言を言われたり、いじめにとらえられる発言をしてくる人もいます。
シルバー人材の草刈り仕事内容を紹介
シルバー人材での草刈り、草むしりの仕事内容を詳しく紹介していきます。
草刈りを現場はどんな場所？
- マンション
- 公園
- 個人の家
- 施設
- ショッピングモール
個人の家の場合は、１日～２日で終わる場合がほとんどです。大きいマンションや公園は、１週間以上かかる現場もあります。
草刈りの仕事内容
- 時間：８時～１６時頃（現場による）
- 資格：なし
- 必要な物：手袋、動きやすい服装（防止）
筆者の知人の仕事内容を例として紹介します。
- 8時：現場に集合して開始
- 10時：10分休憩
- 12時：お昼休憩
- 14時：10分休憩
- 15時：片付け開始
- 16時：道具を片付けて解散
仕事内容は、主に手作業での草狩りです。伐採はしません。
- 草をむしり取る（手作業）
- むしりとった草を袋に詰める
芝刈り機や草刈り機の使用は、親方やベテランが担当するので初めは手作業で草をむしって袋に詰める作業がメインになります。
草刈りは辛い？
はっきり言うと、辛いです。夏は、日陰での作業はまずないので、炎天下での作業です。冬は、寒いなかでの作業。毛虫やムカデに噛まれるなんてのは当たり前です。
好きじゃないとできないと思います。特に慣れていない方は、腰が痛くなるので注意が必要です。
やりがいはある？
めちゃくちゃあります。仕事内容が草刈りという事なので、頼まれる方にまず感謝されます。
体を動かすので、ストレス解消になりますし筋力もつくので健康になれるでしょう。お客さんからの差し入れや、人間関係も良好なら仕事が楽しく思えるでしょう。筆者の知人は７５歳ですが、たいへんだけど、やりがいがあって、楽しいと感じているそうで、毎日イキイキしています。その方はパチンコが趣味でしたが、今は草むしりが楽しくてパチンコをやる頻度がずいぶん減ったそうです。
シルバー人材の草むしり時給はどれくらい？
シルバー人材というのは、最低賃金以上の時給が支払われると書いてありますが、多くの場合は最低賃金です。
草むしりの平均時給は、約1000円程度になりますが時給というよりも一つの現場でいくらもらえるという感じです。
筆者の知人は、1日で７時間～９時間で8000円もらえています。親方は１万円を超えるそうなので、親方目指して頑張って働く方もいるそうです(^^)/
交通費や道具は？
交通費は自己負担です。車を持っていない方は、誰かに送ってもらわないと現場に行けないので、草むしりの仕事をやるなら車は持っていた方が仕事の依頼を受けやすくなります。
時給は上がるの？
時給は基本的にあがりません。
しかし、講習を受けて道具が使えるようになったり、親方になったりすると時給はぐっと上がります。
ゴミを持って帰ればお金になる？
草刈りをした草の処分費用は、お客さん負担です。ゴミが重くて持てない、というご高齢のお客さんには袋を持って帰る代わりに費用をもらう現場もあるみたいですね。その場合は、２袋持って帰ると1000円ほどもらえるそうです。
現場やシルバー人材のルールによっても異なるので、詳しくはシルバー人材に問い合わせてください。
さいごに
シルバー人材のいじめは、親方や現場の人間関係次第です。いじがある現場少ないですが、ないとも言えないので、嫌な現場があったらその場合は違う現場に行くか、人材センターに相談するのがいいのかなと思います。草むしりは健康にもストレス解消にも良いので、いじめがない人間関係が良好な現場だといいですね(^^)/
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